へら鮒釣りに関する 

おもしろ 「川柳 ・ 標語 ・ ことわざ ・ 逸話 ・ マナー」集

 

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【標語の部】 

来たときよりも美しく。ごみを拾って、守ろう釣り場

 ごみを捨てないということは、釣りに限らず、一般的なマナーです。釣り場を汚すと、場所によっては釣り禁止などの措置をとられることがあり、けっきょく自分たちの首を絞めることになります。ごみは積極的に拾うようにしましょう。また、野釣りでは車の置き場所にも注意しましょう。ちゃんとした駐車場なら良いのですが、農道に止めたりすると、地元の人とトラブルになり、釣り禁止にされた釣り場もあります。

                     (投稿者 一般)

 


 

【マナーの部】

 

「講釈士、見てきたような うそをつき」

と、昔からあることわざは、

へら鮒釣りの世界もまたしかり。

 ジャンルによって、竿講釈士、浮き講釈士、釣り技講釈士、釣り場講釈士などと、様々な種類があるが、一貫しているのは中身が伴っていないということである。

 

 竿講釈士 

竹竿に関する知識はその歴史から、使い方や保存の仕方まで幅広い講釈を展開するが自分では竹竿は一本も持っていないし、使ったこともない。

 

 浮き講釈士

 浮きに関する歴史と使い方に関する知識を幅広く有し、ブランド品の浮きに対して、あの浮きはこうだ。この浮きはこうだといろいろ説明するが、自分ではそんなブランド品の浮きは一本も持っていない。

 

○ 釣り技講釈士

 他の人が釣っていると、その釣り方を見て、「その餌ではだめだとか、タナが違う。竿が短い」などと、いろいろ他人の釣り方に口出しし、果ては延々と自論の釣り講釈を始めてしまう人のことをいう。しかし、例会や大会では、一度も上位入賞をしたことがなく、実力のほどが疑われる人のことをいう。

 

○ 釣り場講釈士

 釣り場の話が出ると、「あの釣り場はこういう釣り場で、竿は何尺、餌はこういう餌を使い、タナはこう」と、どの釣り場のことでも非常によく知っているように聞こえるが、実は自分では行ったことはなく、「実際に行った人から聞いた話」を、さも自分が行って釣ってきたように、うんちくを語る講釈士。

 

                (投稿者 真の講釈士)

 

草は、狭く刈れ

 釣り場を作るときに葦などの草がある場合は、なるべく狭く刈るのが基本。刈るときも根は残し、水面あたりを鎌で切るようにする。根まで切り取ると、草が死に、生えてこなくなってしまう。草は水を浄化し、その根は護岸を守っているので、やたらに切らないことを心がけるべし。

 野釣りに行くと、となりの人と並んで、話しながら釣りたくて、二人分ぐらいを一気に刈り取っている人がいるがとんでもないこと。護岸が崩れてしまうし、へら鮒も寄ってこないことになる。

 

                (投稿者 酸欠のへら鮒)

 

 

餌を水に捨ててはいけない

 釣りが終わったときには、残った餌は水に捨ててはいけない。へら鮒が捨てた餌に影響されるので、まだ釣っている人がいると迷惑になる。

 

                   (投稿者 太公望)

 


 

【川柳の部】

 

「朝靄」

朝もやの みなもに映える へらの浮き    (雲水)

 

「魚信なし」

静かなる 浮きにたたずむ 糸とんぼ    (雲水)

 

「セールスポイント」

竹竿に 乗せたはんべも へらになる    (晴雨)

 

「有名人」

また、バラし、おのれの噂、納得し   (晴雨)

 

「日研にも圧力」

へら、はんべ 規制緩和を 審議させ  (晴雨)

 

「昔日」

目覚めれば、釣っても釣っても 硬調子  (秋田市の凍親父)

 

「最終回」

寒空や、来年こそはと 竿たたむ  (詠み人 あしたがあるさ)

 

【川柳には、投稿されたそれぞれの作者に著作権があります。無断転載はできないので、ご注意ください。】


 

【ことわざの部】

下手の長竿

 下手な者ほど、隣りの人より長い竿を出したがるという昔からあることわざの一つ。釣り場に入るときに先人がいる場合は、「ここに入っていいですか?」と一声かけて、竿の長さを聞き、先に入っている人より、長い竿は出さないというのがマナーとなっています。

 

デコが恐くて釣りができるか!

 例会を組んでも、あの釣り場は釣れないから行かないなどと、釣り場を選ぶ人に対して、発せられた名言。

 

春は浅場の深場を釣れ

 春先は浅場にへら鮒が集まるが、その浅場のなかでもちょっと深みがあるとそこにへら鮒がたまっているという格言。

 

秋はタナを釣れ

 秋は気温や水温によって、著しく釣りの状況が変わる。毎日、釣れるタナが変わるので、その日に合わせるようにという格言。  

 

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